こんにちは。
加島泰斗です。
今回は中度から重度の側弯症の方にはとても興味深い側弯症の手術をしなくていい範囲を解説していこうと思います。
その内容はブログの最後になりますので最後まで読んでみてください。
側弯症の情報はネットで調べてもあまり詳しいことは記載されていません。
そのためどんな情報を信じていいのか、医者の言っていることは正しいのか、全くわからないと思います。
このブログを読まれる方あなたは、側弯症の手術をしたくない方や我が子にさせたくない方、側弯症に興味のある施術家の方だと思います。
この内容は、僕が行っているドイツのシュロス法の統計データとエビデンスによる正確な情報や論文などをもとに発信しますので、確実に参考になると思います。
医者のが伝える側弯症の手術の適応度合
一般的な整形外科では側弯症の判断はほとんどの場合しません。
それは、側弯症の装具(コルセット)や手術ができないからです。
基本的には大学病院への来院を促されます。
大学病院では先生によって多少異なりますが、コブ角(弯曲角度)40度を超える側弯症の場合は手術と言われることが多いです。
コブ角50度を超える場合は即手術と言われます。
2023年の整形外科ガイドラインでは、年齢にもよりますが50度を超える側弯症は手術の適応となると記載があります。
そもそも手術という大掛かりなことなのにコブ角だけしか判断基準がないことが疑問ですが、、、。
ではなぜ医者は手術と提案してくるのか?
その答えは1つしかありません。
手術しかできないからです。
コルセットを着用し効果なければ手術といった方法しか医者は知りませんし知ろうとしません。
さらには、日本のコルセットは効果がないと知っておきながら、他に有効なコルセットを日本で取り入れようとしません。
日本医師学会と日本政府が儲かる仕組みができているのでしょうか。
これはわかりません。
どんな論文や文献を読んでも、側弯症に対する日本のコルセットの有効性は証明されていません。
手術に関しても同様に有効性は証明されておらず、むしろ手術をしても側弯症は進行する可能性があるという結果が多くみられています。
側弯症の名医は存在しない
「側弯症 名医」と検索すればいくつか名前が出てくるかと思いますが、これは信用しない方がいいでしょう。
側弯症の名医と聞くと、成功例が多いと思いがちですがこれは真っ赤な嘘です。
現在の日本では側弯症の名医は手術件数が多い医者に言われます。
手術後の予後などは関係ありません。
以前にもブログでお伝えしましたが側弯症の手術をした方で20年経過を追うと、再手術している確率が49%で、2人に1人になります。
さらに、近年では側弯症の早期発見が増えていますが、手術件数は変わっていません。
全国で年間約2000件の手術が行われています。
癌と同じですね。
癌の早期発見は増えていても死亡率はほとんど変わらない。
これは事実です。
何をもって手術が成功なのか、これはわかりません。
側弯症手術はこの基準で判断しろ
これからお伝えする情報は他で知ることはできないでしょう。
しかし、これは統計データによる結果が得られているものです。
・コブ角40度以内
・ねじれ角度4度以内
・CSライン(中心線)が垂直(ズレ1㎜まで)
この3つに当てはまっていれば、今後側弯症が進行する可能性は極めて低いと言えます。
ですから手術をする必要は限りなくないです。
現在この3つに当てはまらなくても、エクササイズやゲンシンゲンブレースにより3つに当てはまるように改善は可能です。
年齢や現在の状態により改善度合いは異なりますが希望はとてもあると思います。
私の患者様でコブ角88度の方がいます。
その方はコブ角78度まで改善しねじれの角度の改善を試みています。
側弯症の進行にはねじれの角度とCSラインが大きくかかわります。
コブ角は値入の角度とCSラインの結果です。
現在のあなたの状態はご自身でなく専門家に診ていただくことをおすすめします。
少しでも希望はあります。
諦めず継続すれば最悪の事態は防げると信じています。
ご質問などありましたら何でもお聞きください。