シュロス法とは

100年以上前にドイツで始められた側弯症に特化した運動療法を用いた、手術をしない側弯症の施術法です。

この運動療法は側弯症の方のそれぞれのカーブパターンによって決められ、呼吸法を含めて、3Dでの骨格の矯正を考えた大変優れたものです。
脊柱のカーブを減少させるとともに、体幹のねじれも減少させ、生理的な状態に戻すことを目的としています。
この3Dとは、矢状面、前額面、水平面のことを意味します。
側弯症では、この3つの面での弯曲や回旋が診られます。
矢状面での矯正は、胸椎と腰椎の生理的弯曲を取り戻します。
前額面での矯正は、側方への弯曲を軽減させます。
水平面での矯正は、脊柱と胸郭の捻じれを軽減させます。
このことが側弯症の矯正では大切なのです。

人体における3つの面

通常の場合、側弯症は側方の曲がり(全額面)だけが注目されることが多いです。
レントゲン上で測られるコブ角もこれです。
さらに、そこから脊柱が捻じれます。(水平面)
しかし、体を横から見たときに背骨が生理的弯曲(生理的S字カーブ)を描いていることもとても重要です。(矢状面)

生理的弯曲とは、頸椎は前方に、胸椎は後方に、腰椎は前方に、仙椎は後方に自然なカーブを描いている弯曲を指します。
側弯症の方は胸椎が前弯し腰椎が後弯してしまい、背中が真っ平ら(フラットバック)になっていることが多いのです。

シュロス法の目的

シュロス法®の目的は、カーブの進行を抑えるとともに、脊柱(体幹)の捻れを減らし、肺活量を増やし、外見をよくし、よりバランスのとれた体にする、腰痛や背部痛を軽減すること、等であります。

シュロス法で解決できるお悩み

〇外見
・側弯症による脊柱カーブ
・左右差のあるくびれ
・左右差のある肩の高さ
・背中の盛りあがり(ハンプ)
・肋骨の出っ張り

〇症状
・腰痛
・背部痛や胸部痛
・肺活量

シュロス法のメリット

シュロス法による運動療法により、カーブ(弯曲)の進行のみならず、改善も見込めます。通常、側弯症は脊柱を後方または前方からみた際の側方への曲がりだけが注目されます。レントゲン上で曲がり度合いを測るコブ角はこのことです。

しかし、脊柱を側方からみた際の自然な生理的弯曲(S字カーブ)にも注目しなければなりません。
側弯症は、側方からみた際の生理的弯曲が減少します。
シュロス法では、生理的弯曲を取り戻し、側弯症によるカーブを減少させ正常な脊柱へと導きます。

シュロス法の施術の流れ

1.あなたの身体の状態を詳しくお聞きいたします

あなたの身体の検査を行います。
(機械を使った検査でなく簡単にできる理学検査を行います)

 

 

 

 

 

 

 

2.検査を行ったあなたの身体の説明をいたします

身体の検査からわかった、あなたの体について詳しくご説明させていただきます。
その後、運動療法やエクササイズを開始します。

 

3.施術後の説明をし、セルフケアーの指導を行います

シュロス法の施術は当院へ

シュロス法は当院にお任せください。 Schroth Best Practice Japanの資格(Dr.Hans Rudolf Weiss認定)を取得したスタッフが在籍しております。
現在までに延べ500人以上の側弯症患者さんに施術と運動療法を実践してきました。 経験や知識が充分にありますので、安心して受けていただけます。

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