こんにちは。
あなたのなりたいを叶える
加島泰斗です。
前回のブログは読んでいただけましたか?
読んでない方は是非読んでみてください。
ここでは、他では知れない側弯症の知識や情報を発信しています。
側弯症で悩まれている方、わが子が側弯症で親として不安がある方、施術家で側弯症を学びたい方、そんな方に読んでいただけたら嬉しいです。
さて、今回は【側弯症とは何か】【側弯症の種類】について解説していこうと思います。
いろいろなHPやブログで側弯症のことについて書かれていますが、私としてはあまりに中途半端で物足りないです。
だからこそ、パーフェクトな説明をできたらと思っております。
【側弯症とは】
脊柱が左右どちらかに、弯曲方向と反対に捻じれた状態のことです。
さらに、生理的弯曲(生理的S字カーブ)が減少します。
一般的に書かれているのは弯曲や捻じれのことまで、2次元の変形の話です。
実際には3次元(3D)の変形が起きています。
〇矢状面
矢状面では、生理的弯曲(生理的S字カーブ)が減少します。
人間の背骨は横からみると首が少し前に出て背中が少し後ろに丸まり、
腰が少し前に反ります。
これが生理的弯曲といい、それが減少してしまうということです。
〇冠状面(前額面)
冠状面では、脊柱が左右側方に弯曲します。
一般的になのものは胸椎右凸腰椎左凸の弯曲です。
〇横断面(水平面)
横断面では、脊柱が左右に捻じれます。
胸椎右凸の胸椎は左回旋し、腰椎左凸の腰椎は右回旋します。
このように側弯症は3次元の変形が起きています。
【側弯症の種類】
側弯症には種類があります。
病気による原因がわかっているものや全く原因がわかっていないもものを含め数種類あります。
〇機能性側弯症
疼痛(ぎっくり腰や骨折)、姿勢(不良姿勢)、などの原因による一時的な側弯状態で、脊柱の弯曲は伴うものの捻じれはほとんどありません。
原因を取り除くことにより側弯は消失します。
〇構築性側弯症
- 先天性側弯症
生まれつき背骨や脊柱に奇形や異常があるために、成長期に弯曲してしまいます。
一般的に弯曲自体は軽度のものが多く予後良好ですが、泌尿器系や心臓などの他の臓器にわたって生まれつき異常がある場合が少なくありません。
- 神経筋性側弯症
神経や筋肉の疾患に伴い発症する側弯症です。
背筋や腹筋が麻痺したために脊柱を支える力が失われ、弯曲してしまいます。
脳性麻痺、脊髄性筋萎縮症、筋ジストロフィーなどが代表疾患で、この側弯症は高頻度に発症し、且つ、高度に進行します。
- 神経線維種による側弯症
レックリングハウゼン病による側弯症で、特有な色素班、皮膚腫瘍がおこります。
- 間葉系疾患による側弯症
血管や結合組織の生まれつきの疾患によっておこる側弯症です。
マルファン症候群やエーラス・ダンロス症候群が代表疾患です。
- その他の側弯症
放射線治療ややけどによるケロイド、感染、代謝疾患、脊椎の腫瘍などによっておこる
側弯症です。
- 特発性側弯症
全側弯症の8割を占めるのが特発性側弯症です。
特発性とは、原因がわからないことを意味します。
乳幼児期側弯症-3歳以前に発症
学童期側弯症-4~9歳に発症
思春期側弯症-10歳以降に発症
に分けられます。
最も高率にみられる、思春期側弯症は圧倒的に女子に多く、側弯症の弯曲に型にも
共通性があります。
数多くの側弯症がありますが、殆どが特発性側弯症です。
その側弯症で悩まれている方や両親は多いと思います。
冒頭でも言いましてが、どんなHPにも特発性側弯症の原因は不明と書かれており、なんの役にも立ちません。
次回は【特発性側弯症の原因】を徹底的に説明していきます。